放射性物質汚染問題に対する対応について
謹啓 紫陽花がきれいに咲いています。皆様にはご健勝のことと拝察申し上げます。
日頃より東毛酪農をご愛顧賜りまして厚く御礼申し上げます。東毛酪農では牧草の
給与制限の解禁に伴い、下記のような対応をしておりますのでここにご報告させてい
ただきます。
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■牧草の給与制限の撤廃の経過
群馬県は4月26日に太田・館林を中心とする東毛地区の3ヶ所、前橋・高崎・伊勢崎市の中西毛地区の3ヶ所の牧草、合計6検体を検査しました。結果は東毛地区の1検体と中西毛地区の2検体から暫定許容値(放射性物質セシウム300Bq/kg)を超えてしまい、当該地域の畜産農家に対して、牛への給与自粛(給与禁止)を行いました。
2週間後の5月10日に第2回目の牧草の検査を同地区で1回目と同様に行い、6検体全てが暫定許容値を下回りました。
その後1週間毎に3回目、4回目の牧草検査を行い全ての検体が許容値以下になりました。
3週間連続で許容値を下回ったことにより、群馬県は6月1日に5月10日以降に刈り取った牧草について給与制限を解除致しました。
■東毛酪農の対応
給与制限の解除を受け、東毛酪農では「牧草から牛乳への放射性物質の移行を如何に抑えるか」が大きな課題となりました。
春先の牧草(イタリアンライグラス)は乳牛の喰いつきも良く、栄養価も高く、この牧草の出来不出来によって1年間の牧場の経営環境、牛達の健康状態を左右するとまで云われる大切な牧草です。
そこで、組合では輸入牧草との併用により給与することを決断させていただきました。 ただ、前述の通り、牛乳への汚染物質の移行は可能な限り避けなければなりません。
そこで、給与牧草の割合を輸入牧草をメインに与え、自家牧草の使用絶対量を半分以下にする事を全組合員にお願いしました。
輸入牧草の利用は酪農経営的にも非常にきつい状態になりますし、東毛酪農の基本理念から逸脱する事になりますが、この環境下ではこれ以外の選択肢は無いと考えております。
これからも、今までどおり生乳及び製品の自主検査は定期的に続け、牧草の検査についても行なってまいります。
飲んで頂いている皆様方に安心していただけるよう精一杯の努力を積み重ねてまいりますので、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。
酪農家の悩みは尽きません。
牛に給与することのできない牧草はどのように処分したらいいのか。
本当に国や東京電力は補償してくれるのか
夏作の粗飼料生産(トウモロコシやスーダン)は大丈夫なのか
輸入牧草の調達資金をどのように確保するのか
以上のことと常に対峙しながら牛飼いを続けています。
ご支援の程宜しくお願い致します。
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