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平成28年 年頭所感

平成28年1月吉日

東毛酪農業協同組合
代表理事組合長 大久保 克美



 
  謹んで新年のご祝辞を申し上げます。

 旧年中は格別のご支援、ご協力を賜りまして誠にありがとうございました。  組合員、役職員共々厚く御礼を申し上げます。

 今年の冬は記録的な暖冬傾向となっており、冬野菜や植物は生長速度が早まり生産者を悩ましています。
 TPP交渉は昨年秋に大筋合意に至りました。
 待っていたかのように11月25日には総合的なTPP関連政策大綱が発表されました。
 これは農産物の貿易自由化を前提とした新農業政策の幕開けとなっており、家族経営が中心となっている日本農業を世界市場で勝てる農業へと主導する政策でありますが、残念ながらそのような環境ではありません。
 しかし、座して死を待つわけにはいきません。日本には素晴らしい四季があり、美しい田園があります。そこで生産される農畜産物は、日本人の胃袋を満たしています。
 確かに安い食糧は外国にたくさんあるでしょうが、新鮮で安心して食べることができる食べ物はありません。
 酪農家は365日休みなく牛たちを飼育し、生乳を搾っています。
 また牛達も命を削りながら、美味しいミルクを提供してくれています。
 新鮮で安全で美味しい牛乳をご愛飲して頂けるお客様がいる限り東毛酪農はお届けし続けたいと思っています。
 組合員と組合が一致団結し、安全で高品質牛乳の生産をして、付加価値の高い乳製品の製造に努め、皆様により近い酪農組合であるよう、低温殺菌牛乳を始めた時の想いに立ち返り、より信頼されることが我が組合の生き残る道と信じ、役職員一致団結していく覚悟です。
 
 今後とも末永くご愛顧を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶と致します。