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平成29年 年頭所感

平成29年1月吉日

東毛酪農業協同組合
代表理事組合長 大久保 克美



 
 謹んで新年のご祝詞を申し上げます。

 旧年中は格別のご支援、ご愛顧を賜りまして誠にありがとうございました。
 組合員、役職員共々厚く御礼を申し上げます。
 今年の冬も暖冬傾向となっており、大雪もなく大過なく穏やかな1月となっています。
 米国ではトランプ疾風が吹き荒れ、これまで歴代の米国大統領が守り続けてきた普遍の価値観であった民主主義や平等、人種や宗教の違いによる差別や偏見を嫌っていた、麗しき寛容の国、米国の姿が大きく変わろうとしています。
 そのことにより、私たちの生活にも大きな影響を及ぼすであろう事の予感を禁じ得ません。
 念願であった浄化槽の更新ができました。
 昭和51年に牛乳工場建設と同時に作った浄化槽が老朽化のため、その処理能力が著しく低下し、汚水処理に問題を生じていました。
 しかし、浄化槽建設には莫大な費用がかさむため、先送りしてきましたが、この先を見据えて決断した次第です。
 今後、製造量が増加しても、支障を来すことはありません。
 毎年、多くの方々にご参加していただいている、利根川堤防の「からし菜刈り」は今年も行うこととなりました。
 と申しますも、利根川左岸についてはスーパー堤防への改修工事が進行しています。
 去年まで野草を刈り取っていた河川敷は堤防改修工事の為、大変狭くなりました。また、新堤防にはからし菜は一本も生えていません。
 これらの事を考慮し今年の「からし菜刈り」は中止するつもりでした。
 しかし、利根川上流河川事務所川俣出張所に出向いた時に「からし菜刈りは有意義で歴史のある事業であるので、堤防の状況が変わっても可能であるなら、続けてほしい」とのお話を伺うことになったからです。
 利用できる河川敷が狭くなっても、野草の収穫は続けるつもりでしたし、野草は大切な資源となっています。
 3月26日(日)河川敷でお逢いできることを楽しみにしています。
 組合員と組合が一致団結し、安全で高品質牛乳の生産をして、付加価値の高い乳製品の製造に努め、皆様により近い酪農組合であるよう、低温殺菌牛乳を始めた時の思いに立ち返り、より信頼されることが我が組合の生き残る道と信じ、役職員一致団結していく覚悟です。
 今後とも末永くご愛顧を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶といたします。