- NON-GMO
(遺伝子組み換え飼料を使用していない。) - 63℃30分低温殺菌
- ノンホモジナイズド
(脂肪球の均一化をしていない。) - 搾乳から瓶詰まですべて牧場内で
完結した牛乳作り。(数量限定)
群馬県沼田市。赤城山と日光の中間、標高1,000mのところにある、根利牧場、山々に囲まれた放牧地の大きさは53ヘクタール。斜面に沿って牧草地が広がっている敷地の広さは、東京ドーム約11個分の広大さで、敷地内には清流が流ている大自然に囲まれた牧場です。
夜になると日光連山から野生の日本カモシカなどが草を食べに下りて来るほどの野性味ある場所です。
ここは、百年以上も前から牛馬混合の牧場として使われ、終戦の混乱で一時期休牧していましたが、組合によって復活した歴史ある牧場です。
ここ根利牧場には約30頭の乳牛が放牧されています、牛たちは、自然の牧草を食べ、美しい清流の脇からくみ上げる地下水を飲み、大自然の中でゆったりと育ちます。
広大な牧草地に30頭・・贅沢な環境かもしれませんが、1年を通すと、牧草の量は30頭でもたりないくらいです。
また、放牧を主にしたことで可能な限り濃厚飼料(穀類)の給与量を減らし、数年後には完全なエコミルク(完全無農薬生産の穀物を使用)を目指して日々取り組んでいます。もちろん出来る限り牛にストレスを与えないことも飼育要素の一つです。
牧場のすぐわきに流れる清流
地下水をくみ上げるポンプ
牧場の朝一番の仕事は搾乳です。搾乳は朝夕二回。一日の牛乳の生産量は約200kg一頭当たりの平均は15kg/日です。
乳脂肪分は、夏が3.4~3.7パーセント、冬が3.6~3.95パーセント。夏は生草をたくさん食べるため脂肪分は下がりますが、タンパク質やカルシウム、ビタミンが増えます。
放牧した牛が、夏場は青草を食べるので青草の香りがするさっぱりとした風味で、青草のなくなる晩秋から春までは乾草を食べるので濃厚な牛乳になります。
自然のままの牛乳の味が楽しめます。
以前、根利牧場では特別牛乳を生産しておりました。しかし種類別「特別 牛乳」はその成分(脂肪、無脂乳固形)において、種類別「牛乳」より高くなければならない規定があります。
すなわち既定の数字をクリアーする為には牛達に必要以上の濃厚飼料を与えなければならなくなってしまうのです。デンプンやタンパク質が多く含まれている濃厚飼料の過度な給与、それは牛の胃の構造からみても体に無理を強いられ牛の寿命を縮める事となるのです。
わたしたちの牛乳(みんなの牛乳等)を求める方々は、それより寧ろ、牛が健康で、自然に、体を動かし、牧草を食むほうがいいと考えています。牛が草を主体に食べて、野原を駆け回れるような理想的環境では、濃厚飼料を多給しなければ残念ながら成分が切れる恐れがあります。そこであえて特別牛乳の看板を下ろすことを決断しました。
このような大自然の中で育まれた牛達から搾乳された生乳はどこにも運ばれることなく牧場内にある小さな工場で、その多くを人の手によって作業され製品になります。
パスチャライザーという大きな釜のような機械で63度で30分間ゆっくり殺菌します.モータを使ってゆっくりとタンクへ送ります
タンクから自重でゆっくりと流れてくる牛乳を1本1本、手動で瓶詰めされます。
一本一本日付の捺印をし、フィルムを張り付けます。
このように多くの作業を人の手で行っている「みんなの根利牧場」の牛乳は大量生産にはとても向かない方法です。 一日あたり瓶で換算すると約百本程度しか生産出来ません。
しかし、より高い基準の牛乳を厳選してお届けしたいという東毛酪農の理想とする牛乳作りはここにあります。
大自然の恵まれた環境の中で安全な餌を食べ、ゆったりとのびのび育ったストレスの少ない牛達から取れる生乳に、極力振動を与えずその場で製品にし出荷する。
「みんなの根利牧場」には東毛酪農の理想と夢が積まっています。
私達は一度ノドを通して頂ければ違いが分る、このシンプルで純粋な牛乳は本来の牛乳作りの姿であると確信しています。