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牛乳に秘められたパワー <美容>

牛乳・乳製品は、なぜ肌にいい?

生活スタイルをすぐに変えるのは難しいけれど、やっぱり肌のことは気になる‥‥‥。そんな方にオススメなのが、いつでも手軽に摂ることのできる牛乳とヨーグルト、そしてチーズです。そもそも牛乳・乳製品は肌の健康と深くつながっており、アミノ酸バランスに優れた良質のたんぱく質を豊富に含む牛乳は、筋肉や臓器、血管、そして健康な皮膚を作るうえで欠かすことができない存在です。
また、皮膚や粘膜の細胞の正常な分化を促し、細菌への抵抗力を高めるビタミンAや、別名「発育ビタミン」「美容ビタミン」と呼ばれるビタミンB2など、牛乳には肌の正常な新陳代謝に重要なビタミンがしっかりと含まれているのです。
加えて牛乳と乳製品には、腸内環境を改善するという働きがあります。つまり女性に多い便秘を解消し、腸内を整える事による便秘に伴う肌あれの防止につながるというわけです。このように、牛乳・乳製品は健康的な肌を保つのに欠かすことのできない食品だと言えますが、では、いつ/どれくらいの量を摂ればいいのかというと、なかなか分かりづらいものです。そこで注目したいのが、日々の食事に牛乳・乳製品を取り入れた新食習慣「3-A-Day」(図1)。牛乳・ヨーグルト・チーズのいずれかを、自由な組み合わせで1日3回、または3品摂ろうというこの呼びかけ。もともとは生活習慣病の予防や健康増進を目的としていました。しかし最新の調査によるとこの食習慣が、肌状態の改善に深くかかわっていることが分かってきたのです。

毎日3回、からだがよろこぶ新習慣

4週間で、肌状態が改善

社団法人 日本酪農乳業協会(Jミルク)では、20代の女性を対象に「3-A-Day」と美肌の関連性について、調査を行いました。
肌への負担が大きい空気の乾燥した季節にもかかわらず、モニター30人のうち、「3-A-Day」を体験した20人の女性のほとんどに、肌状態の改善が見られました。くすみや目尻のシワなど、体験者が自覚できる肌の変化はもちろん、美容専門家による客観的な肌評価においても軒並み好結果。4週にわたって牛乳・ ヨーグルト・チーズを定期的に食べていた「3-A-Day」体験者は「うるおい感」や「肌のハリ」、さらには「肌のキメ」といった、ほとんどの項目で肌状態が改善 したのです(図2)

「3-A-Day」のうるおい効果に注目

予想をはるかに上回った「3-A-Day」の美肌効果・・・なかでも注目すべき部分が、頬と目尻の水分量を測定し出された結果でした。

「3-A-Day」を体験した20人は、2週間後・4週間後ともに水分量が大幅にアップ(図3)。
特に頬の水分量ついては、「3-A-Day」の実施から4週間で、117%もの 増加(開始時の2倍以上)を示したのです。牛乳・ヨーグルト・チーズをしっかり食べることは、うるおいのある肌への第一歩だといえそうです。

このほかにも「3-A-Day」体験者からは便秘・イライラ・寝つき・睡眠など、体質と体調面の改善を自覚する声が、数多く寄せられました。普段から食生活の乱 れや睡眠不足を抱える若い女性にとって「3-A-Day」は美肌のため、というだけでなくバランスのよい食生活と質の高い睡眠を取り戻すキッカケになるかもしれません。

肌測定方法

洗顔後、肌を一定に保つため温度22℃、湿度50%の環境試験室内で20分間座位で安静にしてもらい、その後の肌を測定。水分量・皮脂量・肌弾力・肌色の測定、目尻のシワ・頬部のキメの係数、皮膚拡大写真撮影、ニキビ観察、美容専門家による視診、触診を行いました。

肌測定方法

肌 の能力が低下している2~3月の4週に渡って実施。20人の女性には「3-A-Day」(1日3回、牛乳・ヨーグルト・チーズのいずれかを食べる)を体験 してもらい、スタート前と2週目、4週目に肌を評価。定期的に牛乳などを摂らない非体験者10人にも参加してもらい、体験者との肌状態の違いを比較しました。

出展:J-MILK