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賞味期限と消費期限

全ての加工食品には期限表示があり、それには2種類あります。その製品によって異なる表示がされています、それが「消費期限」と「賞味期限」。
牛乳にも2種類の表示があります。いったいどう違うのでしょうか。

期限表示って

賞味期限 【Best-before】
おいしく食べることができる期限です。
この期限を過ぎても、すぐ食べられないということではありません。

消費期限 【Use-by date 】
期限を過ぎたら食べない方が良いのです。

賞味期限 消費期限
定義 定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。
ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。
定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。
どう表示されているか 3ヶ月を超えるものは年月で表示し、3ヶ月以内のものは年月日で表示。 年月日で表示。(弁当、惣菜は年月日に加えて時間まで表示することが望ましい)
開封したらどうすればよいのか 開封する前の期限を表しており、一度開封したら期限にかかわらず早めに食べましょう。 開封する前の期限を表しており、一度開封したら期限にかかわらず早めに食べましょう。
どのような食品が対象なの? UHT牛乳、乳製品、ハム、ソーセージ、冷凍食品、即席めん類、清涼飲料水等 パスチャライズド牛乳、弁当、サンドイッチ、惣菜、生菓子類、食肉、生麺類、生カキ等

賞味期限も消費期限も、未開封でかつ正しく保存されていることを前提として、おいしくいただけることを保証する期限です。一度開封した後ではこの期限は無効になります。

牛乳での期限の違い

安全な食生活を美味しく続けるコツの一つとして、この二つの期限と表示を守ることがあります。
牛乳での期限の違いは、牛乳の殺菌工程による影響が大きく、超高温殺菌した牛乳は菌が死滅しているため長持ちするので「賞味期限」が表示されますが、菌がまだ生きて残っている(壊されていない)低温殺菌牛乳は「消費期限」を記載しています。

消費期限と賞味期限のイメージ

期限があるからこそ、新鮮な度合いが分かる。「消費期限」と「賞味期限」、似ているけどかなり違います。この違いを見極めて活用したいものですね。

保存方法と開封後の取り扱い

牛乳の取扱いの注意事項として、保存方法と開封後の取り扱いについて明記してあります。

牛乳は温度管理が重要です、保存方法は、「10℃以下で保存してください」や「要冷蔵10℃以下」のように冷蔵で保存しましょう。また冷蔵庫の温度管理にも気をつけて下さい。

牛乳は一度開封すると、徐々に品質が変化します。

  • 牛乳は臭いを吸収しやすい食品です、味が変化しますので保管方法には注意してください。
  • 開封すると、空気中の細菌等が入るため、期限表示は無効となります。
  • 注ぎ口に直接、口をつけて飲んで、それを保存しないようにしましょう。

牛乳は栄養分が豊富な分、細菌が増殖しやすい環境のため、なるべく早く飲みきりましょう。

異味・異臭・固まりなどの品質異常が感じられる場合はくれぐれも飲食しないで下さい。