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牛乳に秘められたパワー <健康>

牛乳1本(200ml)当たりの栄養素

牛乳は、一部のビタミンと繊維質を除いて、私たちが必要とするほとんどの栄養素をバランスよく含んでいます。単一食品としては、世界中でいちばん多く消費 されていることからもわかるように、健康といのちを支える大切な食品なのです。

「牛乳」は約87.4%が水分、たんぱく質が約 3.3%、脂肪が約3.9%、残りがビタミンとミネラルなどからできています。

乳糖は幼児期の脳細胞の働く必要な存在

私たちが牛乳を飲んだ時に感じる甘味、これこそが「乳糖」とされる、哺乳動物特有のもの。

牛乳に含まれる炭水化物のほとんどが乳糖で、乳幼児にとっていのちと発育を支える、大黒柱となる栄養素なのです。
乳糖は、体を支えるエネルギー源として はもちろん、人間の脳や神経の発達にも不可欠なものといわれています。カルシウムや鉄分の吸収を促進したり、体温の
維持や筋肉の収縮の管理、さらには腸内の乳酸菌を正常に保つこと等々・・・体の中で大忙しの働きを担っています。
また、乳酸菌を増やす働きがあるおかげで、便秘にも効果がある整腸作用をかね揃えています。

牛乳の持つビタミンの力

牛乳には、ビタミンA、B1、B2、Eいろいろなビタミンが含まれています。ビタミンは体内で合成することができないので、毎日の食事で欠かさずとらなくてはなりません。手軽に飲め る牛乳は、ビタミンの補給源としてとても役立つものといえるでしょう。

ビタミンA

化学名をレチノール(またはレチノイド)といい、動物性の食品にしか含まれていません成長を促進します、また「目のビタミン」といわれ、目の健康に深く関わっているビタミンです。

ビタミンB2

栄養分の代謝を高め、食欲をわかせて成長促進作用に大切な役割を果たしています、、「皮膚や粘膜のビタミン」「エネルギー代謝のビタミン」と呼ばれています。

ビタミンB1

神経・筋肉の機能を正常に保つために必要なビタミンとして、疲労回復にも効果を発揮します。

ビタミンE

老化の原因と思われる過酸化脂質を防ぐ働きがあるので、老化防止ビタミンとして注目を集めています。

牛乳は元気の源 - いっぱい詰まった豊富な「健康」

牛乳が持っている力は、こんな時にも役立つスグレモノ。
今回はその一例をご紹介。もちろん規則正しい生活と、バランスの取れた食生活は必須です!

肩こり

肩こりは、過度な緊張によって、神経が反射的に筋肉を硬くして起こったり、血液循環不良が肩の筋肉をケイレンさせて起こる場合などが考えられます。血液中のカルシウムが低下すると、血液の循環が悪くなります。

胃痛・胸焼け

胃痛や胸やけは、胃酸の出すぎにより胃壁が弱くなっていることも原因のひとつ。牛乳には胃の内壁を保護する成分が含まれているので、空腹時に胃が痛む場合はホットミルクを少しずつ飲みましょう。
また牛乳に含まれるカルシウムは、ストレスを緩和しイライラを鎮めるはたらきもあるので効果的です。

貧血

女性の5人に1人は症状があると言われる貧血。特に多いのが、体内の鉄分が欠乏して起こる鉄欠乏性貧血です。
牛乳には鉄の吸収を高めるたんぱく質や、乳糖・ビタミンB群が豊富に含まれており、鉄の吸収には胃酸の働きも関係しているので、牛乳で胃の調子を整え一緒に鉄分の多い食品を食べることをお勧めします。

風邪

呼吸器や腸の粘膜が弱まり、抵抗力が落ちたために細菌が侵入しやすくなるのも風邪をひく要因のひとつ。風邪の予防には粘膜の抵抗力を強めることも大切です。牛乳には粘膜の強化に働くビタミンAが豊富に含まれています。

不眠

牛乳には安眠を手助けする、良質のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸のトリプトファンが豊富に含まれています。
牛乳には吸収率の高いカルシウムも豊富に含まれていることで、神経を落ち着かせ、ストレスの緩和に十二分に役立ちます。大人も子どもも、なかなか寝付けないときには、寝る前に1杯のホットミルクを飲めば、おだやかに寝入ることができるのでオススメ。